|
光の中に浮かぶ色と造形の美しさ表現することに唯一の表現方法とされてきた銀塩写真表現技術では創造的な絵画の美しさにはとてもかなわないことを、デジタル写真の基礎技術をはじめた20年前に気が付き始めた。そしてレンズを透かした光のデジタル技術に対応できる色表現材料開発に半生を費やした。
そんな一材料技術屋が仕事で幾度と無く訪れた欧州に、隣り合わせた自意識の高い民族のかたくなで、個性的で、創造的な美意識を感じ得なかったことが一日たりともあっただろうか‥‥
いつかはヤコブのような心の伝道者のように美の伝道者になりたいとサンチャゴデコンポステラからガリレオのようにうその言えない自然の美しさ伝えたいと願い、真冬の北欧にオーロラを求め年に数回、デジタル一眼カメラ一台もって欧州を一人で誰に邪魔されることも無く5万キロを走破した。今年の春も黒海周辺、ミディフランス、モロッコを撮りためた。
秋にはアイスランドを中心に撮り、今回ギャラリーコスモスでピクトラン局紙で発表します。
■簾田勝俊(みすだかつとし)/デジタル画像再現技術の第一人者。
高級インクジェットペーパーのピクトリコ(旭硝子)、プロフォトペーパー(キヤノン)の開発者として、世界に広く知られる元キヤノン(株)メディア設計部長。現在、写実的な絵画表現と色彩表現を探求し、越前和紙の伝統技術と最新技術を融合したデジタル印画紙「ピクトラン」を開発、新製品を発表。
|